【知覚動考】(ちかくどうこう)この言葉の意味が、わかりますか?

読み方を変えてみてください。

【ともかくうごこう】

言い訳を考えるのではなく、ともかく動く、そんな先生に出会ってきました。

 

123日(土)、日本一ハッピーな学校作りをされている、ハッピー先生こと、金 大 竜(キムテリョン)先生にお会いして、インタビューしてきました。

 

★インタビュー内容★

 

Q 金先生の「夢」は何ですか?

 

A 日本一ハッピーな学校を作ることです。日本一ハッピーな学校を作ると、そこに来ている子どもはかなりいきいきしているんです。そのいきいきしている子どもを見て、大人もハッピーになって、日本がいい国になって、さらに子どもがよくなる。日本一の「一」とは、【一番】の「一」ではなく、【一流】の「一」です。一番は1人しかなれないけど、一流には誰でもなれます。

 

Q 金先生が「わくわく」されていることは何ですか?

 

A 「学校」が一番わくわくしますね。楽しいですよ。

自分がやってみたいと思うことを実際にやって、上手くいってもいかなくても、自分と子どもが共に磨かれていく。新しくチャレンジしたら必ず子どもの成長も見えるし、自分の成長も見えます。スポーツ選手が、試合のときにわくわくするように、チャイムを聞いてわくわくしますよ。

 

また、自分の周りにいる人はみんなやる気がないと思っても、全部自分のものさしなんです。みんなが一緒だと、しんどくなる。違ってちょうどいい。子どもはどっちが幸せかは、分からない。僕は僕の一生懸命、隣の先生は隣の先生で一生懸命、もうみんな、オールOK!!

 

 

 

Q 金先生にとって『教育』とは?

 

A 流れる川に、筆で文字を書くような仕事ですね。でも、その一筆に命を懸けて書かないといけない。そこに真剣に打ち込む、本気の大人を子どもが見て育てばいい。じゃあ、大人になったときに、人生を選択するときに「本気」を選択できる子どもになる。

  また、よく教師は「どの子とも仲良くしなさい。いいとこ見ろよ。」と言うでしょう。だから僕は「苦手な人もいるけど、いいとこ見よう。」と子どもに言っているんですよ。できないからいいんですよ。だから人生楽しいんですよ。できないから楽しい。できないことが1つできるようになることで、自分の視野や考えがもっと広がって、自分が幸せにできる人口が増えるってことは、その中に生きる僕はもっと幸せなんです。できないことは認め、「一緒に頑張っていこう。」と言ってあげる。

 

 

Q 私たちの原動力はわくわくですが、金先生の原動力はなんですか?

 

A 自分の夢とかと一緒で、周りの人が笑顔になってほしいんですよ。ただ、自分の周りの人が笑顔になるってことは、自分が一番笑顔になれるんです。『日本一ハッピーな学校をつくろう』というのは、自分たちがハッピーな空間をつくったら、そこにいる自分が一番ハッピーになれるということなんですよ。だから、周りの人を幸せにしたいという思いが一番強いです。自分がもっといろんなことができるようになりたい。と同時に、自分がもっとしょうもない人間かということを知りたい。走ったり、ピアノを弾いたりは僕にはできないですよ。でもね、なんで僕こんなこと(先生はピアノを始められました。)をやりだしたかっていうとね・・・

 

こうして、いろんな人に話を聞かせてくださいとか言われるのは嬉しかったですよ。でもある時に、自分の実力以上に人が称賛してくれたり、「ありがとう」が集まったりすると、これは危ないなと思ったんですよ。でもね、走っているとね、どんどん人に抜かされるんですよ。そうしたら、走っている間は自ずと謙虚になるんです。それが、バランスがとれるようで、気持ちいいんですよ。思い上がっている自分と謙虚になれる自分。そういう気持ちを思い出すために、苦手なことにはチャレンジするようにしてるんです。

 

Q 先生にとって教師とはなんですか?

 

A 先生って僕にとっては、職業ですね。その先にどんな人間になりたいのかっていうことがあって、それを叶えるための道具なんです。だから、僕は教師じゃなくていい。教師じゃなくても、自分を通していろんな人を幸せにしたい。自分を通して子どもが夢を持って、いきいきと生きてほしい。日本で活躍してほしい。そして、その結果、日本が良くなってほしい。目的なんですよ。そのために僕は日本一ハッピーな学校を作ってるんですよ。でも、これは教師としてしかできないかといわれたら、そうでもないと思うんですよ。僕は今、いつも子どもたちと一緒にいて前向きになれるし、(教師は)自己表現できるいい場所だと思うけど、でも、もし明日教師をクビになって、別の仕事をすることになっても、そこで、自分の目的であるところをやっていくので、別に教師じゃなくてもいいかな。でも、これは父親に言われたんですよ。僕は父親は尊敬しているんですね。父親がいなかったら、教師にはなれなかったですよ。僕、中学校のときにすごい荒れていたんですよ。その時に、それを更生させてくれたのが、父親なんですよ。だから、教師を目指しているというこの道は、父親のあの時のあの動きがなかったら、僕はもっと違う職業をやっていますよ。だから、僕は仕事に就く前に、自分がどうこうというより、親が喜ぶ仕事に就きたかったんですよ。だから、父親に「僕、何の仕事した方がいい?」と聞いたんですよ。その時に「教師がいいんじゃないか。」と言われたから教師をやっているだけ。「ただ、お前は教師っていう人間になる前に、その前にお前はどんな人間になりたいねん。」「そんなんそれをもっていないと、どの仕事をやっても一緒やで。」って言われたんですよ。僕の目的はそこなんですよ。

 

Q 先生は大学時代にどんな活動をされていましたか?

 

A 何をやってたんだろうね。でも、僕が大学時代に誰にも絶対負けませんっていうのは、親への感謝の気持ちを高めることにすごい一生懸命になっていました。だってね、子ども(児童)って他人でしょ。どこまでいっても。僕の親・兄弟は肉親ですよ。この人のことを大事にできない僕が、子どもを大事にできるかっていうと・・・だから、毎朝、父親、母親が寝る時には、「今日は一日、ありがとうございました。」って口ずさむようにしてましたね。そういうのは、大学時代から、すごい大事にしてました。後は、こうやって夢を仲間と一緒に話していました。

(インタビュアー:鍋田泣く)

  さっきの話もそうですよ。親って、あなたの涙じゃないですけど、僕も車を運転したら、涙がぽろぽろこぼれてきてね、何してるのかなって。すぐにお金返そうと思って、銀行に行って、一万円しかなかったんですけど、母親に渡したんですよ。そしたら、母親がぽろぽろ泣いて。今も使わんと置いてるんです。僕ら親にお金もらうときにね、「ありがとう」と言いながらも、お金に触れた瞬間にどこに持っていこうって考えているんですよ。もらう前に、考えている時だってあるんですよ。親やからそれは当り前やろと言われるのと、もし、そうだとしたら・・・子どもやから、当り前だというところもたくさん。親がそんな命削って、子どもを大きくしているのに、僕は今どこまでやったかなと思う。親が死んでから気付くとか言うけど、それじゃ遅いので、生きている時に、まずは何ができるかですよ。死んだら死んだで、思い返してやったらいいんですよ。でも、生きてる今幸せになってもらわないと。

 

Q 先生が教師になろうと思ったきっかけは?

 

A これは僕ドラマ見てですよ。『みにくいアヒルの子』っていうドラマを見て。でもね、僕人生を通して、ドラマを見たのはそれだけなんですよ。

 

Q 休日の過ごし方は?趣味は?

 

A 今はランニングということにしといてください。(笑)

 来年トライアスロンに出ようと思って、頑張っています。来月から、水泳も習うことになって・・・。あとは、人に会うことですかね。それが一番楽しいですよ。それと、教材研究です。

 

Q 先生の参考にされた先生は?

 

A それはもうみんなですね。まぁ、核になる人はいますけどね。でも特別自分に遠い存在じゃない人、同じ学校の先生です。いろんな思いはあったけども、何か自分らしさをやっていこうと思っても基本がないとね。基本のお手本になる先生はいっぱいいるんじゃないですか。どんどん聞きに行きましたよ。丸付けとかを持って、他の先生のとこで丸付けをしてたし。そしたらいっぱいお話できるじゃないですか。まぁ、そうやって目の前のことを大事にしてたら、人とも自然に出会っていくと思うんですよね。今、若い人は「自分らしいことやらせてくれへん。」とか言うけど、当たり前ですよね。プロ野球日本ハムの中田君だって、あんだけ騒がれたのに、まだ二軍ですよ。だから、3年ぐらいではまだ2軍ということですよ。思いは大切だけど、させてもらえないことに不満を言うには早すぎる。まずは、基礎になる部分を大切にしていかないと!!

 

Q ハイタッチをされたことによって、地域の方との交流が深まったとお聞きしましたが、地域の方とその後、何か活動はされましたか?

 

A 何にもないです。(笑) でも、ハイタッチが始まったのもストローク(接し方)と言って、教師が子どもに接するのにも、+のストロークと-のストロークがあるんですよ。その+のストロークが教師から1000回出されている学級っていうのは、雰囲気が暖かい。っていうのを聞いて、目を合わせたら、1回。「おはよう。」で2回。ハイタッチしたら、3回やろ。っていう程度のことからです。

Q 金先生の授業は踊るようなこともある、とても明るい雰囲気でしたが、最初からそのような場所に入れない子はいないんですか?

 

A いますよ。でも・・・いいんじゃないんですか。踊らなくても死ぬわけじゃないんだから。子どもって、ルールに従うんじゃなくて、ムードに従うんですよ。だから、そのムードを先生が一番最初に作り出すことをしたらいい。その子には、「踊らなくても、死ぬわけじゃない。心の中で踊っとき。」周りの子はその子が踊れるような雰囲気を作ってあげる。でも、「踊らなくていいよ。」って言ってるわけじゃない。「踊れるようになるといいね。でも、焦らなくていいよ。」って言ってあげる。「踊りなさい!」って言われるよりも、「今は、踊られへんやろ。」って言ってくれる先生の方が嬉しい。

 

 

自分が楽しいのが大事!!

先生は私たちに『顔晴る』(ガンバル)という言葉を教えてくれました。

『頑張る』:かたくなに気を張るのではなくて、『顔晴る』:顔が晴れるそのくらいでガンバロウと。

私たちも顔が晴れるくらい、楽しんでガンバロウと思います!!

 

 

金 大 龍先生ありがとうございました!

                    

鍋田&川野&田中